2013年6月26日水曜日

「 内在 immanence 」 多羅信綱個展

助手の多羅さんの個展のお知らせです。


多羅 信綱 個展
「 内在 immanence 」
 
7/2(火)~7/14(日)
12:00~19:00(最終日17:00まで)
月曜休廊
 
 
 
〒604-8332
京都市中京区三条通堀川西入ル一筋目角
tel & fax : 075-841-0561
 

客員教授「酒井忠泰氏」を招いて

 
今回の西先生のゼミは
客員教授の 酒井忠泰さん を招いて行われました。
 
 
 
美術評論家、世田谷美術館館長である
酒井さんからは、
 
作家である先生方とは、また違う角度から見た
芸術の話を聞くことができます。
 
 
 


大学院生をはじめ、
卒業後も制作活動を続けていこう
と志す学生が参加した、このゼミ。




そこで、

「 作家を続けていくための、1番の方法は? 」

という話題になりました。




気になる
その方法とは…





あきらめること。 」 
 
(この瞬間、ポカーンとする学生たち。)




あきらめる
 
それでも、尚且つ、
自身が 突き動かされるもの があるのであれば、

その時に作家になる
 
(それを聞いて学生たちも大きく頷いていました。)




作家の本質とは何か、作家の存在意味など、
このお話からあらゆることが窺えますね。








更に、印象的だったお話を少しご紹介致します。


彫刻は芸術の分野の中で最も基礎土台となる部分にあり、
極めて重要であるということです。

(美術教育ではデッサンを学んでから立体を学ぶ
という形が一般的ですが、実はそれは全く逆。)



人は生まれながらにして彫刻をしている。

まだ目の見えない状態の赤ん坊が、手探りで母親のおっぱいを吸う。
それすらも、もう彫刻である。そして日々の生活も全てが彫刻である。


と、お話しをされました。


例えば、食材を切って料理をすること、魚釣りをすること、…などなど。
日常の全ての物事から感じる触感

それが彫刻であり、人が生きていく過程で
一番最初に出会い、触れるところが彫刻であるということ。


だから、彫刻(または彫刻的な感覚)は、
表現をする上で原点となり、切っても切り離せない
とても重要な存在であるということなのです。




今、立体造形の学生たちが学んでいる彫刻。
この彫刻も、また各々様々な形へと姿を変えて、
今後の彼らを形づくるのではないでしょうか。





ナミキ

2013年6月19日水曜日

「美 京都 なかむら展」

非常勤講師、外礒先生が参加するグループ展が開催中です。


美 京都 なかむら展
 
2013.6.18(火)~7.14(日)
11:00-19:00 月曜休廊
 
ギャラリーなかむら
 
〒604-8005
京都市中京区姉小路通河原町東入
恵比須町424番地 2F
 
TEL 075-231-6632
FAX 075-231-6655

2013年6月18日火曜日

ギャラリーデッドスペース 「 猪子大地 展 」



ギャラリーデッドスペースにて、
現在開催中の展覧会をご紹介します。




ずらーっと、ギャラリーの
一面に吊るされた白い袋。


 
 
 
4回生、猪子大地くんの展示です。
 
 
 
 袋の中は…?

 

 

 
↑何やらうっすら形が見えますが、
中身は想像ができません。
 
 
 

 
 
 
中には、鉄くずが突び出しているものも。↓
 






先週から始まっているこの展示は
今月22日(土)まで開催中です。



 



ぜひ、ご覧ください。




↓ギャラリーデッドスペースのブログはこちら。
http://gallery-deadspace.blogspot.jp/






ナミキ


2013年6月11日火曜日

今日の立体造形

今日の作業場は、日差しがなく
梅雨のムシっとした空気が漂よっています。






そんな天候にもめげず、学生は課題に取り組んでいます。





来週に合評を控えている3回生。

今回の課題はオマージュです。



 
 ↓こちらは、伊藤若冲のオマージュ



彼の着目点は、
若冲の絵の、独特な遠近感。

和紙を使って立体物で表現します。


和紙に描かれているのは羽の模様でしょうか?








↓こちらはミュージカル「ラ・マンチャの男」のオマージュ

 

ミュージカルで使用された
衣装や小道具をイメージして、制作中。

舞台を模した黒い箱の中に、
作ったものをセッティングしていくそうです。





作業する彼女の横には、馬?!
これも、ミュージカルで役者さんが着ていた衣装を再現したもの。





そもそも、オマージュって何でしょう?




*オマージュhommage)とは*
尊敬する作家、もしくは尊敬する作品に影響を受けて、
似たような作品を制作すること。




どんなオマージュ作品になるのか、
来週の合評が楽しみです。









↓続いて、こちらは2回生。
 今日から木彫の授業が始まります。


この嬉しそうな表情は、マイゲットしたから!!

「早く使いたい!」と、やる気満々!!









↓石切り場では助手の多羅さんが、何やら作業中。





次週から始まる、1回生の石彫の授業用に、
人数分の石を割り出しているところです。

そこに、思わぬ助っ人が!!





2回生の女子が2人でお手伝い。


後輩の為に力仕事を引き受けてくれました!!

石も無事に割り出せました。






ナミキ

2013年6月9日日曜日

第2回オープンキャンパス!!

 
昨日、今日と
2日にわたって オープンキャンパス が行われました。
 
 
 
 
↑施設の見学中。
 
 
各スタジオ内でできることや、機械の説明、4年間の課題内容など、
学生と話をしながら工房の見学ができます。
 
 
 
 
 
ブロンズ鋳造について熱く語る西先生と、それを熱心に聞く受験生。↓
 
 
ブロンズを含め、様々な素材を扱えるのも、ここ立体造形魅力の一つです。
 
 
 
 
 
 
 
  
 
恒例の ワークショップ も行われました。
 
 
 
 
 
* 1日め *  
 
  型取り体験 
 
 

 
 
薄い緑の液体に手を突っ込んでいますが…

この正体は、アルギン酸。(人体用の型取り資材です。)

 
 
 
 

↑手を入れた瞬間は、みんなこの表情。

気持ちがイイのやら、悪いのやら…
ぬるっとした感触に、つい笑ってしまいます。







手を入れたら、
アルギン酸が固まるまで、この状態でキープ!!


 
 
 
こちらはの型取り。↓
 
 
 
 
 
固まったアルギン酸には、弾力性があります。
 
「手足が抜けなくなっちゃった!!」
 
なんて事にはなりませんので、ご安心を。
 
 
 
 
 
 
アルギン酸の型に石膏を流して、
 
完成しました!!
 
 
 
 
↑手のしわや爪など、細部まで現れていることに感動する受験生!!

 
 
 
↓足も綺麗に取れました。
 
 
いい笑顔!
 
 
 
 
 
 
 
*2日め*
 
鉄の造形体験
 
 
もうお馴染みとなっている、このワークショップ。
今回もオリジナルのキャンドルスタンドを制作します。
 
 
 
溶接体験中
 

 
初めての溶接に、学生たちも見守ります。
 
 
 
 
 
 
 
こちらも、可愛いキャンドルスタンドができましたよ!
 
 
 
ウサギの両手にキャンドルが乗るデザイン。
表情がなんともカワイイ
 
 
 
 
↑サポートの学生と一緒に記念撮影。
 
 
 
 
 
 
今回のオープンキャンパスで、
少しでも立体造形に関心をもって頂けたなら、
私たちもとても嬉しく思います。
 
 

 
 
 
ぜひ、また立体造形を覗きにいらして下さい。
 
 
 
 
 
次回のオープンキャンパスは7月です。
 
ご来場下さいました皆さま、ありがとうございました。
 
 
 
 
 
 
 
ナミキ
 

2013年6月5日水曜日

粘土を使って…


梅雨入りしているそうですが、真夏のように暑い日が続いていますね。




一回生が囲んでいるこの機械は、

 
土練機です。
 
 
 
 
 
乾燥して少し固くなった粘土を上から押し込んで…
 



水も一緒に加えます。










すると…
 
↑ 水分を含んで柔らかくなった粘土が出てくるという、優れもの。





 
 

今や、モデリングスタジオではお馴染みとなっている
この土練機ですが、私の学生の頃はありませんでした。


ひたすら手で練り続けていたのを思い出します。


便利になりましたね~。

設備もよくなり、ますます制作に打ち込めます!









スタジオの裏では…



粘土槽から粘土を取り出す学生と、
それを運ぶ学生。



皆で協力しながら、モデリングの授業に向けての準備中でした。









そして、既にモデリングの授業に入っている1回生。









二人ペアになって、互いの顔を作ります。







来週には型取りの作業に入るため、
もう形が見えてきていますね。





↓ 真剣な眼差しに、ぐっときます!!










               ...!!


      ↑ なんと、そっくり!!!












1回生が粘土を使っているため、
中身がすっかり減っている、モデリングスタジオ裏の粘土槽。


その間に、4回生が掃除をしてくれていました!!





↑ からっぽになった、粘土槽。
こんな光景を見るのは、初めてだな~。





中のゴミも全て出してくれたそうで、
残っていた粘土で、野外展に向けて制作を始めるとのこと。






さすがっ!4回生!!
ありがとう。








ナミキ

2013年6月4日火曜日

old and new 内田晴之展

内田晴之先生の個展が本日から開催されます。





old and new
内田 晴之展
 
2013.6.4(火)~6.16(日)
13:00~19:00
10日(月)休廊
 
〒603-8203
京都市北区堀川通今宮一筋下ル東入
 
Tel/Fax 075-495-4158

「美術ペニス」 卒業生展覧会

卒業生、春名祐麻さんが参加するグループ展です。




美術ペニス
Bijyutsu PENIS
 
2013/6/14(金)~6/23(日)
12:00~19:00
月曜日休廊/最終日17:00まで
 
〒605-0033
京都市東山区三条神宮道北東角 2F
 
tel: 090-9697-3786