2014年4月27日日曜日

4/27 オープンキャンパス

今日は今年度、初めての オープンキャンパス でした。
 
 



この日は先生や学生から直接、 授業内容や大学生活のことを
聞くことが出来ます。
さらに、工房の見学やワークショップにも参加できます。


今回のワークショップは、
 アルミ と ピューター(錫) の鋳造です。




 アルミ鋳造 

↓こちらがアルミ流し込みのスタイル。



660℃に達したアルミを流し込みます。
火傷しないよう、しっかり装備して挑む高校生です。





 
取鍋に汲んで…

↓インゴットに流し込む!!



 ↑少し熱くて重い…

こんな体験は、他ではできませんよ! 




 ピューター鋳造 


 
 
↑厚紙で型を制作。
 
 
こちらはバーナーで溶かして、作った型に流し込みます。
 
 
 
 
(↑溶けていく錫。) 
 
 
アルミと比べて、手軽に鋳造が出来ました。
 

 
オリジナルメダル完成~!!!
 
 
 
 (↑ワークショップ会場) 
 
今回のワークショップは、どちらも大盛況でした。
 
 
 
 
 
↓工房の見学にも、たくさんの高校生が来てくれましたよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
↑ 制作中の3回生と、木彫に興味津々の高校生。
 
 
 
 
こちらは、高校生に「鉄ってこんなに重いんだよ~。」と、
学生スタッフが説明をしているところです。
 
 
(↑キャンパスツアー中) 
 
まだほんの一部分ですが、立体造形の魅力を
知って頂けたのなら、私たちも嬉しく思います。
 


 
 お越しくださいました皆さま、ありがとうございました!!

 
 (↑アルミのバット)
 

次回のオープンキャンパスは6月8日です。
またぜひ、立体造形を覗きにいらして下さい。

 
 
 
 
 
ナミキ
 
 

  


2014年4月24日木曜日

あらゆる「もの」から…

早くも2回目の合評会を迎える3回生です。

先週の合評会では各自が任意に集めた もの について、
話し合いが行われました。




そして今週の合評では、その話し合いで得た感覚を基に
形にしたものを提示します。



今回、とてもユニークな発想の作品が目立ちました。
いくつかご紹介します。


7号館のガラス戸に貼り付けられているもの、
一体何でしょう?


タバコ の吸い殻。

ガラス戸の両面から押し付けられていて、
窓の向こうの景色と重なり不思議な光景。



「 一度使用したタバコを、何とかして
もう一度再生できないか、という
よこしまな気持ちから集め始めた 」と、語る作者。

けれども本人は喫煙はしていないそうです。




↓少し怪しげでチープな機械たち。



冷蔵庫の中で枯れる タンポポ 。ヘッドホンと接続された トマト 




そして同じくヘッドホンに接続された 人形 
さらに骨格標本まで並べられ、科学の実験室のようです。





ヘッドホンを耳に当てると、トマトと人形の声がそれぞれ聞こえてきます。




↑ トマトからの 「食べないで~。」 の声に、
つい笑ってしまいます。




↓お鍋の中の 髪の毛 



その髪の毛から出汁をとり、  (…少し、嫌な予感。)

さらに味噌で美味しく味付けをして…  (…やっぱり、嫌な予感。)








あぁぁ!!飲んじゃった!!



実はこの 髪の毛 、彼女が 美女 たちからもらって集めたものです。
周囲の反応はお構いなしで、 美女のエキス がたっぷり入った
味噌汁を飲み、そして一言。

「あー、美味しい」 

ご満悦の彼女でした。






なブーケ。↓
コットン、綿棒、ティッシュ、トイレットペーパーで作られています。




彩りは全て  
この鮮やかな 緑 も、 マニキュア の色です。

実際に彼女が化粧をして、それを落とす際に使ったものだそうで、
本来はゴミとなるものが綺麗なブーケにされました。




「 綺麗になるために、化粧をする一方で、
拭き取られたものは汚なく変化する 」という不思議に
着目した、と話していました。






「 204人の〇」と題されたプロジェクト。↓

の3種類のペンの中から、好きな色を選んでもらい、
  を描いてもらうという内容です。




プロジェクターに映し出されているのは、
増えていく 〇 と、 〇 を描いた人の写真のスライド。


 


だんだん増えていく 〇 、



スライドの終盤に差し掛かると画面いっぱいの、


学内から始まって、子供から大人まで
あらゆる人、総勢 204人の〇 を集めた彼女。↓




「 〇 を描く」 という単純な作業ですが、
そこから様々な発見がありました。

一瞬の出会いではありますが、この作業を通して
新たな人と人との繋がりが生まれます。



全く面識のない人にも参加してもらった為、

ツイッターで 「 〇 を集める変な人に出会った。 」 と呟かれていた
というエピソードも興味深いです。








素材も表現も自身に委ねられる3回生、
今回は、「 もの 」からの展開でした。

来週は身体表現の合評会です。





ナミキ


2014年4月16日水曜日

ボールペンを使い切る!

先週行われた、1回生 基礎デザイン の授業をご紹介します。
 
 
 
春秋館のしんと静まり返った教室内に、
シャカシャカシャカ…と響く
 
 
ボールペン画用紙が擦れるです。
 
 
 


1回生、初めての課題は、『 ペン 』 です。




ボールペン1本 インク を全て使い切るまで
ひたすら画用紙に描くという、集中力と根気を要する課題。





どのタイミングでインクが無くなるのかわからないスリル感と
同時に、なかなか減らないもどかしさがあるようです。




机に向かってひたすら手を動かす1回生たち。
時々顔を上げて伸びをする仕草が印象的でした。




インクを使い切った学生からは 「終わった!!」 という、
喜びの声が上がっていたそうです。



** 合評会 **





 

それぞれ、この課題に取り組んでの感想や、
描いたものに対しての考え・思いを伝えていきます。


 
 


 

インクの減りが遅いと感じる学生が多かったようで、

「明るく描きたかった画面が暗くなってしまった。」
という声もありました。





描きたいイメージが既に頭の中で出来上がっていたとしても、
ボールペンのインクの量に縛られ、意図していなかった画面になっていく。


そんな 「 ズレ 」 も、今までにない感覚で
面白かったのではないでしょうか。


 

まだまだスタートしたばかりの1回生、
これから、どのような作品を見せてくれるのか楽しみです。




ナミキ

2014年4月8日火曜日

「 おなじ 」&「 軽量水彩展 」

3回生、小村春香さんのグループ展のお知らせです。

 

「 お な じ 」
わたし 女の子 でも 女 あれ?
 
 
2014年4月28日(sun) - 5月18日(sun)
open 11:30 close 21:30
 
 
京都市中京区押小路富小路東入る橘町630





卒業生、平瀬香菜さんから二人展のお知らせです。


 

「 たたずまい + 小さな幸せ = 軽量水彩展 」
 
2014年4月6日(sun) - 5月6日(tue)
 
open/ 11:30~22:00
closed/ 水曜日
 
cafe kisarado
 
京都市左京区高野玉岡町49 グリーン28 1F 南
(東大路曼殊院上がる西側)
 
*作品鑑賞のみ不可。
 
 
 
 
どちらもカフェでの展示です。
作品はもちろん、お食事も楽しめます。
 
ぜひ、お立ち寄りください。


新入生、京都ツアー

2014年度の授業が昨日からスタートしています。
 
 
 
 


↑ 新入生。少し緊張気味です。





授業は今週からでしたが、
先週、新1回生は恒例の京都ツアーに出かけました。




 三十三間堂 






天候に恵まれずどんよりとした空の下、
行われたツアーでしたが、は一番の見頃を迎えていました。









 清水寺 







清水寺に向かう道中、立ち寄ったお寺。 
「 さるすべりの木の修正方法 」 が気になる…






続いて、知恩院でも「 」に見入る…




長年、立体造形をしていると、目を向ける先が少し変わってきます。
素材や技法がどうしても気になってしまう先生たち。

1回生もこれから少しずつ、今まで見ていた視点とは
違った見方で物事を捉えるようになるのではないでしょうか。






 知恩院 





三十三間堂からスタートし、
清水寺 → 円山公園 → 知恩院 → 京都国立近代美術館
と巡った今回のツアー。




これから4年間、この京都でたくさん刺激を受けて、
学び成長していく1回生です。





ナミキ