2014年12月22日月曜日

今村 輝久 展

非常勤講師、今村源先生から展覧会のお知らせです。
今年で没後10年となる、今村先生のお父様の今村輝久さんの展覧会です。





今村 輝久 展
 
2015年1月12日(月)~1月24日(土)
11:00a.m.-7:00p.m(土曜日/5:00p.m.まで)日曜日休廊
初日1月12日(月)6:00p.m.よりオープニングパーティー
 
 
〒530-0047 大阪市北区西天満4-3-3 星光ビル2F,3F
 
Tel&Fax: 06-6363-0493
 


ぜひ、ご覧ください。

2014年12月16日火曜日

『KONTONカオス』 留学生企画展

学生の展覧会のお知らせです。

留学生の Naomi 、Mike と 

4回生の佐野 礼さん、竹腰 耕平さん、
3回生の佐藤 大輝さん、1回生の松之内 星哉さんの

グループ展が本日から、学内のギャラリーデッドスペース裏(大学院実習室)
にて開催されています。

留学生のNaomiとMikeが企画し、募ったメンバーでの展示です。

短い期間でこの展覧会を作り上げました。

ちょっと、覗いてきます…



↑ 会場入り口は2ヵ所です。






入り口には、看板が…↑
懐中電灯で照らしながら、作品を鑑賞するようです。
ユニークな演出です。








KONTONカオス
An Exhibition by the CHITEIJIN

地底人
佐藤 大輝 (3回生)
竹腰 耕平 (4回生)
松之内 星哉 (1回生)
佐野 礼 (4回生)
Naomi Ellis
Mike McShane
 
11:00-18:00
2014年12月16日(火)~20(土)
ギャラリーデッドスペース裏 (大峰館 大学院実習室(T-219))






ぜひ、ご覧ください。


ナミキ







2014年12月15日月曜日

2・3回生 進級展に向けて

2回生3回生それぞれ進級制作展に向けての
制作が始まりました。


今回の進級制作展から、今村先生西山先生へと授業の担当が
変わる2回生です。
これから1年間、みっちり制作を見てもらいます。

「今村先生、西山先生、よろしくお願いします!!」

作業に入る前に、
まず一人一人の面談が始まります。




何に関心があるのか…とか、 
普段気になっていること、これまでの授業で感じたこと、などなど…

今後自分たちが作品を制作していくなかで、
ヒントになるようなことを話し合いながら見つけていきます。







一方、こちらは3回生です。 ↓

さっそく作業に取り組む姿が目立ちました。




鉄工室では、鉄の表面をピカピカに磨く姿が。↑



そして、自在館の実習室(Z-102)では
スタイロフォームを電熱線のカッターで切っている模様。 ↓



何やら、形ができている…
「何になるの~?」 




床から、生えてくる 『  』 (触手のようなもの)になるのだそうです。


続いて、こちらは大学院1回生。 ↓
大学院生も、卒展と同じ時期に展示があります。

 
(写真後ろの2体の木彫像も彼女が制作したものです。)
 

軽快にチェーンソーを使います。 ↑
さすが、院生!!手慣れたもんですね。





チェーンソーのメンテナンスは、吉野先生に教えてもらっていました。↑
日頃使っている道具のお手入れは、制作と同じくらい大切なことです。
道具にも、先生にも感謝ですね!!



既に卒業制作展に向けてスタートをしている4回生、
さらに2・3回生の作業が本格的に始まって

これからますます活気づいてくる立体造形の工房です!!

卒業制作進級制作の様子を、このブログでも
どんどんお伝えしていきたいと思います。





 今日の一枚 

実は先週、嬉しいことに卒業生が遊びに来てくれていました!!

 
 
今年の3月に卒業した彼女ですが、
なんだかずいぶんと会っていないように感じました。
 
今は造形の仕事をしていて、塗装を担当しているのだそう。
 
「 学生たちが作業をしている姿を急に見たくなった! 」 という彼女。
 
突然の訪問に今村先生も私もびっくりでした。
 
 
 
 
ナミキ
 
 

 

2014年12月10日水曜日

ブロンズ作品 「 最古の記憶 」展より

1回生・留学生による 「 最古の記憶 」 展、
先月28日まで開催していました。




それぞれの記憶が、再びブロンズとなって姿を現しました。

展示作品の中から、いくつかご紹介します。
見逃した方、必見です!!  ↓↓



 最古の記憶 ■ 


 
  










 
 
 




 
 

 

 






 

2014年12月3日水曜日

進級展に向けて合評会

12月に入りました。学内の紅葉も綺麗です。



報告が遅くなりましたが、
2週に渡って行われました、3回生合評会をご紹介します。

(少し長い記事になりましたが、お付き合い下さい!)




○● カワイイ & グロテスク ●○



↑ カラフルなウサギとクマ。
ぬいぐるみの表面をワックスで覆っています。




そこへ直接、鑑賞者がを着けていきます。




だんだん炎が広がり、ウサギとクマの姿がドロドロと溶け始めました。

カワイイ」 という感覚は何か? と、考えた作者。
可愛いものが、焼けてドロドロと流れ落ちる―。
その可愛さグロテスクさの対比が見たかったと話してくれました。



(↑燃え残った

「ワックスの流れが血のように見え、生贄や呪術など宗教的なことを連想させる。」
と、留学生のMichael。
私たち日本人から見れば、火葬も連想されます。


○● 目!? ●○



↑こちらに向いている大きな
作らなきゃ!」 という強迫観念から、
誰かに見られているような気がしたと話す彼女。

(制作に真剣に向き合うと、時に苦しい思いをすることもあります。
もう少し肩の力を抜いて、制作に乗っていけるといいね。)




●○ 対ゴキブリ用のおもちゃ ○●



「おもちゃの中には、怪獣を倒す遊びを行うものがある。
そして身近なもので退治されてしまうものと言えば、…ゴキブリ。」



(↑こちらのおもちゃ、目が光り、扇子でできた羽部分が動きます。)


弱者が強者を倒す、汚いものが美しいものに変えられる―。
そんな価値観がひっくり返されるようなものを作りたい。」と話す彼です。↓




「基本的人権」や、「全ての命は皆平等」とうたわれる中で、
ゴキブリは殺すものとして見なしている。
良い人ぶっている人が、実は恐ろしいことを平気でしている。

それが当たり前のようになっている世の中に対し、
彼の怒りが込められた作品です。




●○ 色気 ≒ 魔性の女 ○●



女性の口元色気を感じるという彼女。↑
木の素材が持つ滑らかさが人肌に近いと感じ、木彫で表現しました。




真っ赤な唇に大きな割れ目が…。
これは偶然入ったものだそうで、だけどこのヒビによって、より意味深に…。
魔性の女のよう」という意見も。




●○ 小さな街 ○● 



↑ 基盤をよ〜く見ると、・・・あ!!
部品の一つ一つに「HOTEL」の文字や小さい窓が描かれています。
街路樹や車まで。細かい!!




こうして覗き込むと、航空写真を見ているようです。





●○ 目玉焼き ○●

大量の目玉焼きが壁に貼り付けられました。↓



(画像ではわかりにくいですが、)
左上の大きな目玉焼きの黄身が光っています。
食べ物に関心を持ち、「欲しいと思うものを作る。」と話す作者。
「家のトイレに飾りたい!」と語っていました。



●○ 身近な素材で… ○●


壁に星形模様が浮かんでいます。
これは…?




↑ あっ!カップラーメンの容器!


こういったチープな素材から、
過剰なくらいの構造体が出てくるとまた面白くなりそうです。





●○ 鉄 ○●

↓コンセプトの面で、悩んでいるという彼ですが、



作品には、「物質感」や「映り込み」、「歪み」など、
様々な要素が潜んでいました。そこからまだまだ可能性が広がりそう。




今回の課題にはこれまで与えられてきたような「テーマ」はありません。
各自が今までの課題で得た興味や関心、
積み重ねてきた「これだ!」という感覚を、それぞれ作品にしています。

その分、色々と悩んだ学生も多かったのでは?と思われます。

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留学生も今回の合評に参加しました。
こちらも作品をご紹介します。↓





Michaelの作品です。↓
学内に流れる川。苔で覆われた壁面に描かれています。

イギリスの大学でも、Michaelはこういった「川」など、
とてもユニークな場所で作品展示を行っていました。






厳重な金網の蓋がされているこの川。
鑑賞者が直接川の中に入って作品を眺めるという、
このシチュエーションもとても興味深いです。






続いて、
鏡や透明フィルム、遮光ミラーなど、様々なものを

スクリーンにし、そこへイメージを投影するという
作品制作を行うNaomiです。↓




日本では屏風などのスクリーンや、
都市にある大型ビジョンのスクリーンなどに
興味があると話していました。




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今回で今村先生・西山先生の授業が終わる3回生。
次回から内田先生・西先生・吉野先生にバトンタッチされます。

そして、いよいよ進級制作展です!!
初めての学外での展示。
今までとは違い、多くの人の反応を得られる機会となります。




(↑ 槍ヶ岳に登った際のトレッキングシューズ。)



さあ、ますます頑張らなければ!!3回生!
「進級展、楽しみにしているよ!!」




ナミキ