2015年7月27日月曜日

ラストスパート!

あっという間に前期の授業も今週で最後です。
各回生、合評に向けてラストスパートをかけていますよ!!


1回生は 「 石彫 」 。
暑さの中、大理石を彫っています。




それぞれの形が見えてきて、
仕上げの工程に入っています。

 


↑ 砥石を使って、ひたすら磨く作業。

 


2回生は 「 木彫 」 。
楠を彫っています。



こちらも完成間近です。





3回生は 「 わたし 」 をテーマに制作中。
それぞれの得意な技法で、制作を進めています。



↑ 同級生をモデルに石膏型を作成中。



↑ 本格的に洋服を制作中。



↑ そして時々、休憩中
(冷房のない立体工房では、暑さを乗り切るためのアイスが必需品!)
 


大学院生は変わらず、自身の制作に取り組んでいます。



最後に4回生。
いよいよ、明日から始まる 「 野外展 」 に向けての 搬入 です。






7月28日(火)から、天ヶ池を中心に、
学内のあらゆるところで作品を見ることが出来ます。

8月1日(土)、2日(日)のオープンキャンパスの日も開催中ですので、
ぜひ、ご覧ください。


 



ナミキ

2015年7月22日水曜日

ワークショップ 「身体表現」

アップが遅くなりましたが、先週行われました3回生の授業、
身体表現ワークショップをご紹介します。

講師はコンテンポラリーダンサーとして活躍されている辻田暁さんです。



↑右側が辻田暁さん。
(左の彼女(学生)、かなり体が硬い模様…。)


ワークショップは、まず 見る 、 見られる という関係から始まりました。







見られる側の学生は、見る人と目を合わさないように、
じっと 「 立つ 」 、あるいは 「 座る 」 というスタイルが目立ちます。


次に、実際に体を動かしていく作業です。↓



初めは体、表情、ともにガチガチの学生でしたが、
息を切らしながらも、笑顔が見えてきました




おぉっ!!
だんだん体もほぐれて、乗ってきましたね。↓







 
 ↑ 学生たち、なかなかイイ動きです*
 


続いて、  もの になりきる。

まずは、ハサミ です。



↓ よ~く観察して、


 
↓ それぞれ、ハサミになりきります。



では、さらにもう一つ。

と、次に出てきたものも、なんと ハサミ (!?)。
(一つ目のハサミよりも重く、刃が4枚重なっている。↓)





2つのハサミの違いも面白く、さらには同じものを表現しているのに、
人によって身体の使い方が違うという点も面白いです。



(↑ じっと止まって動かない人もいれば、歩き回る人も…。)



中でも印象的だったのが、 身体を素材に作品を作る  、
そして  作られること  、  作品になること  という内容のワークです。



↑ 今村先生の身体を素材に、まずは暁さんが作品を作ります。



↑皆で鑑賞。


さぁ!!学生たちも挑戦!!
 







たくさん、名作が生まれました。




↑ 「 強風 」 と題された作品。

扇風機の風を当てた瞬間、髪がなびいて最高の仕上がりに!!
 


↑作者の彼も大爆笑です。
 
 
 
身体表現というと、どこか抵抗を持ってしまう学生も
多かったのではないかと思いますが、
 
 
学生からは、
 
「実際にやってみると、普段の制作と同じだと思った。」
 
という感想が出ていました。
 
 
 
 
(↑ティッシュになりきる学生たち。)
 
 
初めは、じっと 「立つ」 あるいは 「座る」 という状態でしたが、
ワークショップの最後には、1人につき3分の持ち時間で、身体表現を行いました。
 
学生たちの 身体  に対する意識が、
徐々に変化してゆくのが、はっきりと見えました。
 
 
 
 
 
ナミキ

2015年7月14日火曜日

野外展に向けて!

・・・暑い日が続きますね。





コンッ!コンッ!と、石をノミで打つ音は、1回生です。
そこにセミの声が重なり、さらに暑さが助長されるようです。




日差しを上手くかわしながら、各々頑張っていますよ!! ↑



そんな石切り場の周辺では、
野外展に向けて作業をする4回生が目立ちます。


↓ まずは、バーナーでバケツを炙る(!?)彼女。



こちらも外の暑さに加え、バーナーの熱気で熱い!!




何をしているのかというと、ガラスの離型剤を定着させるために炙っているのだそう。
炙ったバケツに離型剤を塗り、ガラス瓶を沿わせて窯に入れる為の準備です。



そして、その横では真剣な表情。↓



電熱線で発泡スチロールを削ります。





「水が出るようにしたい!」 と語る彼女です。

野外展になると、作品のスケールもこれまでに比べて大きくなります。





さらにその隣には、大きな丸太!?
中からゴソゴソ音が聞こえてくる…。




そーっと内側を覗いてみると、



↑ 木の皮をぎっしりと敷き詰めていました。





↑ 振り返ると、皮を剥がされた杉の木が…




続いては、脳みそをひたすら作る彼です。↓
こちらも発泡スチロール製。




大小様々な脳みそが彼の周りを取り囲んでいます。↓




最後に、石膏風船の型を取る彼。 ↓

風船の中に石膏を流し込んで、
固まったところで風船を割るという方法なのですが、
 


これがなかなか難しい!!

     あっ!


 
 
・・・今回の風船、圧力で石膏が割れてしまいました。
 
 
 
試行錯誤の末、成功したものもあります⋆* 
 
 
 
 

成功率はまだまだ低いそうですが、
上手く行けば、結び目まで綺麗に型がとれます。↓



 
 
「 最低でも9個は必要! 」 と話す彼、
 
作業棚に並んだ失敗の石膏に、労苦の跡が見えました。↓
 
  
 
 
 
それぞれ作業を進める4回生、
最終的にどんな作品に仕上がるのか楽しみです!! 
 
 
 
 
野外展は、7月28日(火)から、8月2日(日)まで、天ヶ池周辺を中心に、
学内で開催されます。
 
 
 
 
京都精華大学立体造形コース 四回生二十名による
「 野外展 」
 
2015年7月28日(火)-8月2日(日)
9:00-18:00(最終日は16:00まで)
 
 
ぜひ、ご覧ください!!